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喜劇

「喜劇」と「悲劇」の二つの戯曲が、セットになった作品。とはいえ、二つの話に関連はありません。

「喜劇」の方は、現代と過去の2人の人物が、タイムスリップで入れ替わる話。「サン・ジェルマンの鏡」というサブタイトルが付いています。

しかし、この話のどこが「喜劇」なんでしょうか。どうも、現代人のスラングだらけのロシア語が、100年前では通じないことが、作品のおかしさになっているようですが…よく分りません。

最後は、いまひとつオチがないような感じですが、それも狙いなのか。

登場人物

トムスキー1900年の人物。融資組合「善きサマリア人」の理事長。資金を個人的に使いこんだらしい。「サン・ジェルマンの鏡」の魔力で、100年後の2000年にタイムスリップする。
ジジトムスキーの妻。
ソロドヴニコフ「善きサマリア人」の出資者代表。
ヴォーヴァン2000年の人物。投資ホールディング「コンクレーチカ」のCEO。スラングだらけの言葉遣いをする。「サン・ジェルマンの鏡」の魔力で、100年前の1900年にタイムスリップする。
コーリャン「コンクレーチカ」の副社長。
クラーフカヴォーヴァンのセクシー秘書。
”プテロダクトル”「正しいロシア語を話す会」の会報誌編集長。
プィパ「エヴロセルビス」銀行の頭取。
博物館の職員2102年の人物。謎の中国老人。
かつらの男1802年の人物。その正体は、高名な錬金術師サン・ジェルマン。

ストーリー

ネタバレにならない程度に解説。

魔法の鏡の力で、現代と過去の人物が入れ替わる。

大晦日、1900年のトムスキーと、2000年のヴォーヴァンは、「サン・ジェルマンの鏡」の魔力で、お互いの時代にタイムスリップする。

トムスキーはビジネスのライバルを決闘で始末し、ヴォーヴァンは、100年前にポテトチップを発売して大儲け。それぞれに成功する。

とはいえ、二人とも別の時代にうんざりする。1年後の大晦日、二人はふたたび鏡の魔力で、元の時代に戻ろうとする。

しかし手違いで、ヴォーヴァンは100年先に行きすぎ、2102年に着く。博物館の謎の中国老人から、驚くべき話を聞く。一方トムスキーは1802年に着き、錬金術師サン・ジェルマンから、魔術の話を聞く。

そして、いまいちオチがついたのか分からんまま、作品は終わる…。

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